少女のような声でありながら歌詞も相まって母親のような雰囲気もあるのが特徴のカネコアヤノ。
2018年にリリースした13曲収録されたフォークとロックが融合したようなアルバム。
カネコアヤノ
祝祭
1 Home Alone
2 恋しい日々
3 エメラルド
4 ごあいさつ
5 ジェットコースター
6 序章
7 ロマンス宣言
8 ゆくえ
9 サマーバケーション
10 カーステレオから
11 グレープフルーツ
12 アーケード
13 祝日
優しい声や囁き声、力強い声まで幅広く使い分けているのだが、どれも素直で等身大な感じがする。なのでどんな曲でもゆったりした安心する感じがするのだと思う。少し不安定な感じもありそれがいい味を出しているようにも思える。歌詞一つ一つを大事にしている。
歌詞は日記のようであり、詩的でもあり、ゆったりした感じが漂う。
ジェットコースター逆さまになって正直とっても怖かった
祝祭「ジェットコースター」
これなんかはふふっと笑えるような感じなのに
強い日差しと熱を持つ自販機で冷たいレモンと炭酸のやつ買った
祝祭「恋しい日々」
少し詩的な格好いい文章がしばしば見受けられる。
「序章」が特に気に入っていて
巣の近くに置いた角砂糖
祝祭「序章」
の後に
悪魔の仕業さ
祝祭「序章」
というギャップを生み出すようなところがあっておもしろい。