はくちい

考えさせられる問題解く

「あなたが一日だけ他人の感情を感じることができるとしたら、誰の感情を感じますか?」

できることならあの世界的大スターになって多くの人たちから憧れられたり、羨望の眼差しを向けられたときの感情を感じたい。もしくはあの国民的な芸人になって大爆笑をかっさらったときの快感を味わいたい。それとも素朴な小学生の感情を感じてノスタルジック...
音楽紹介

カネコアヤノ「祝祭」を紹介

少女のような声でありながら歌詞も相まって母親のような雰囲気もあるのが特徴のカネコアヤノ。2018年にリリースした13曲収録されたフォークとロックが融合したようなアルバム。 カネコアヤノ祝祭 1 Home Alone2 恋しい日々3 エメラル...
小説

「海と毒薬」を紹介

本書は遠藤周作が1957年に発表した小説。太平洋戦争中に捕虜となった米兵が臨床実験の被験者として使用された九州大学生体解剖事件を題材にした作品である。 ある夫婦が新宿から電車で一時間もかかるまだ数の少ない住宅地へ引っ越した。男は肺が悪いため...
本紹介

「オックスフォード&ケンブリッジ大学世界一『考えさせられる』入試問題」を紹介

本書ジョン・ファーンドン氏が2017年に出版した本である。題名の通り思考力の問われる問題を、筆者が答えの例として解答を記している。問題を少し書いてみると あなたはクールですか?〈哲学、政治学、経済学〉 ネイチャー(nature)はナチュラル...
小説

「蕎麦ときしめん」を紹介

本書は清水義範の1986年の短編小説集でユーモラスな作品である。物まねの面白さを狙って執筆したとして、パロディ(毒や風刺)ではなく、フランス語のパスティーシュ(美術などの用語で模倣品、模倣画)というらしい。 ここで問題になるのは、私が一つの...
本紹介

「ジュニア空想科学読本」を紹介

本書は柳田理科雄氏が2013年に出版した子ども向けの科学本である。 科学本とは言っても堅苦しくなんかまったくない。この本は誰もが知るアニメや漫画、童話などを科学的に検証していく本だ。検証というより、面白おかしくマジレスする本といってもいいか...
小説

「路傍」を紹介

本書は東山彰良氏の2008年に刊行された小説である。まず、私は「路傍」という意味を知らなかったが、ただ単純に、みちばた。路辺。という意味らしい。 この作品はかなり読みやすかった。240ページで比較的短い小説だった。平易な文章と汚い言葉でテン...
本紹介

「神様たちと暮らす本」を紹介

キリスト教には神は一人だが神道では八百万の神々がいる。本居宣長はいう。「よの常ならず、すぐれたる徳(こと)のありて可畏(かしこ)きもの」つまり、どこでも凄いところがあればどんなものでも神様になる可能性がある。それが「八百万の神々」の意味。 ...
本紹介

「世界でいちばん貧しい大統領からきみへ」を紹介

本書はウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏のこれまでに行われたインタビュー、大統領の任期を終えた直後の1時間を超えるインタビューをもとに、くさばよしみ氏が子ども向けに平易な文章に編集したものである。全72ページで1ページに多くて15行ほどしか...